2015年11月26日 (仮訳)アメリカ大陸におけるTulostoma gracilipesの初記録 Piña, C. et al., 2010. First record of Tulostoma gracilipes (Agaricales, Agaricaceae) for the Americas. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2010/00000113/00000001/art00044 [Accessed November 26, 2015]. 【R3-02415】2015/11/26投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 従来南アフリカのみから知られていたTulostoma gracilipesをメキシコ、ソノラ州から報告した。 メキシコ産の標本とホロタイプ標本の両方を検討し、記載文および胞子の走査型電子顕微鏡写真などを掲載した。 本種と形態的に類似する数種について、本種との識別点を挙げた。 (アメリカ大陸、北米、メキシコ新産種) Tulostoma gracilipes J.E. Wright 【よく似た種との区別】 Tulostoma parvissimum 本種と異なり孔口がほぼ不明瞭 本種と異なり孔口が繊維状~長縁毛状ではなく繊維状 本種と異なり担子胞子が光学顕微鏡下で平滑ではなく粗面 本種より担子胞子の疣のサイズが大きい Tulostoma berteroanum 本種と異なり孔口が繊維状~長縁毛状ではなく乳房状小盾形~繊維状 本種より担子胞子の疣が走査型電子顕微鏡下でより大きい Tulostoma herteri 子実体が小型 担子胞子の形態が走査型電子顕微鏡下でもほぼ同一 本種と異なり外皮が膜状ではなく菌糸状 本種と異なり孔口が繊維状~長縁毛状ではなく乳房状 Tulostoma pulchellum 外皮が膜状 本種より子実体がしっかりとしている 本種と異なり孔口が繊維状~長縁毛状ではなく乳房状小盾形 本種より担子胞子の疣が平らで時に短い鶏冠状をなす